各種内服(美容・ダイエット・ニキビ)

■ シナール

シナールは主成分であるアスコルビン酸にパントテン酸カルシウムを配合した内服薬です。アスコルビン酸とはビタミンCのことで、シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えたり、メラニン色素の還元を促進することでシミを薄くする働きがあります。またパントテン酸はビタミンB5のことであり、アスコルビン酸の働きを高める作用があるとされています。これら2つの成分を配合することでシミや炎症後色素沈着に対する美白効果が期待できます。 服用方法は、1日に1錠を3回を服用します。
・1錠にアスコルビン酸200mg、パントテン酸カルシウム3mgが配合されています。

副作用
排泄・代謝が早いため多く服用しても過剰反応の起こりにくいビタミン剤ですが、体質によってお腹がゆるくなる方がいます。症状が現れた場合には医師にご相談ください。

入手経路について:国内の医薬品販売代理店を経由して購入しています。

■ トランサミン

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、抗炎症・抗アレルギー効果や止血効果を持ち、湿疹やじんましんの治療、出血を止める目的などで長く医療の現場で用いられています。
1979年に肝斑の改善効果が報告されたことで、肝斑の治療としても使用されるようになり、現在は肝斑改善やシミ、そばかす治療のための内服薬としても使われています。
トラネキサム酸はメラノサイトの活性化を促すプロスミンの働きをブロックする効果があります。 服用方法は、1日に3錠を3回に分けて服用します。
・個人差はありますが、効果が出始めるのは内服を開始して3ヶ月経過したくらいなので、内服療法は3ヶ月は飲み続けることが基本となります。

副作用
トラネキサム酸は副作用が出にくい薬ですが、稀に発疹や吐き気、下痢、食欲不振などの症状が現れることがあります。 症状が現れた場合は服用を中止して医師に相談してください。

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■ ユベラ

ユベラとは、保険診療ではビタミンEの欠乏症や末梢循環傷害(しもやけ)の治療に用いられます。
血流改善や脂質代謝の促進作用があることから、肌の新陳代謝が高まり正常なサイクルで肌が生まれ変わるのを補ってくれます。また、トコフェロール酢酸エステルは抗酸化作用をもっているので、肌の酸化を抑え、さらに新陳代謝を促進することでメラニン色素の沈着を予防したり、既に作られたメラニン色素の排出を促したりします。メラニン色素の生成を直接抑える効果はありませんが、ユベラを服用することでメラニン色素を早急に排出できるようになるのです。
1日3回、毎食後に1錠服用。
※美容での内服薬処方は健康保険の適用対象です。また肥満症に対しては保険適用ではありません。このため、全額自己負担となり、治療費が高額になることがあります。 また適応外の使用方法となりますので医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

副作用
主な副作用として、過敏症・便秘・胃不快感などの報告があります。

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■ カナグル

糖尿病の治療薬として本格的な医療に使われるカナグルは、SGLT2阻害薬の中でも体重減少の効果が高い薬と言われています。
カナグルを服用すると、1日に240~400kcalの糖が尿と共に排出されてむくみが取れ、30日間服用すると7,200~12,000kcalが体外に出ていくことになります。
9,000kcalは内臓脂肪に換算すると約1.5kg、つまり単純計算してもひと月で1.5kgの減量が可能ということになります。
しかも人の体は糖質を優先して栄養にする傾向があり、その糖が足りないとなると、脂肪を強制的にエネルギーにするので、投与中は痩せやすい体になります。
また、カナグルについては体重減少率について、体重100kgの人が約12週間のカナグルの投与により1.6%の体重減少率、つまりおよそ1.7kgの体重の減少が平均して見られたという海外の研究データの報告があります。

副作用
喉(口)の渇き・脱水症状
倦怠感
吐き気や食欲減退
便秘・下痢・腹痛
頻尿
低血糖症状
発熱
腎炎や敗血症症状

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■ リベルサス

リベルサスはヨーロッパやアメリカを始め、日本でも「2型糖尿病治療薬」として使用が承認されています。比較的効果が長く続き、低血糖が起こりにくい内服薬です。
リベルサスには食欲を抑える働きがあるため食事摂取量が減り、結果として体重が減少し痩せやすくなります。
血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促し、同時に血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑制する作用があるため、血糖値を安定させることが可能です。
また、注射をする必要もないため、注射が苦手な方や痛みに弱い方にとっても続けやすいといえるでしょう。

副作用
急性膵炎、下痢・便秘、悪心・嘔吐、腹痛、浮動性めまい、頭痛、食欲不振、味覚異常などの副作用が起こる可能性があります。
甲状腺腫瘍のリスクを増加させる可能性があります。特に、甲状腺癌のリスクが高い方や家族歴がある方は注意が必要です。
重度の胃腸障害、膵炎・甲状腺疾患の既往、低血糖を起こす可能性が高い方(糖尿病・妊娠中または2カ月以内に妊娠を予定している・授乳中)は服用できません。

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■ アクネトレント

ニキビ治療薬(アクネトレント)はイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。
イソトレチノインは海外で、中等度~重度のニキビ治療に広く用いられ、欧州や米国の治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されています。
使用した90%以上の患者様で改善が見られ、再発率は30%以下という報告があります。
また、残念なことに1~2%の患者さんには、全く効果が認められないことがあります。
1日1回1錠を食後に内服し、治療開始後1ヶ月間は、約3割の患者様に一過性のニキビの増悪(好転反応)が認められます。個人差にはなりますが、16~24週間ほどで効果が期待できます。早い方では4~12週間で効果があらわれます。
皮膚の状態や副作用の有無を診察して、ニキビの改善が乏しい場合には増量していきます。推奨用量は0.5mg~1.0mg/kg/日で、極量は2mg/kg/日です。
通常6ヶ月を1クールとして内服を終了します。

副作用
アナフィラキシー、抑うつ状態、眼疾患、肝機能障害、腎機能障害、視力障害、胸の圧迫感、息切れ、喘鳴、肌の乾燥(特に口周囲)、口渇、発疹、頭痛、吐き気、下痢、嘔吐、脱毛、過度の発汗、関節炎などが生じることがあります

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■ ルミガン点眼液

ルミガンは日本で製造されている緑内障用のお薬ですがまつげに塗布すると、まつげが長く、太くなるためまつげ育毛剤として使用されています。
ルミガンは夜1回塗るだけでまつげを長く、太く、濃くする効果があります。2か月塗布した被験者のうち50%には塗布開始から2か月後までに大きな改善が認められています。

副作用
眼障害:結膜充血、眼そう痒症、眼刺激、眼乾燥、眼瞼の紅斑
皮膚及び皮下組織障害:皮膚色素沈着や眼瞼の多毛症

入手経路について:国内の医薬品販売代理店を経由して購入しています。

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